【あの日あの時あの場所で君に会えなかったら良かったのに】

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    ―トントントン―       誰かが戸を叩く         『ん? 誰だよめんどくせぇな。よっこいしょ』         全裸のまま玄関を開け 気だるそうに言い慣れたセリフを口にする           『お父さんもお母さんも今居ないんですけどー』       すると そこに見たことのない古い着物のようなのを着た3人が立っていた       劉備 「ややッ!! そッ! そーでしたか! しッ 失礼した!出直させて頂きます!」         ジョナサンと目が会ったのか顔を真っ赤にした奴が焦ってそう言うと玄関をしめようとする       あえて玄関のドアを全開にして質問する       『あのー どちらさんですかー? 伝言とかありますー?』         関羽 「うむ 我らは諸葛 孔明殿に会いに伺ったのだが…拙者は関 雲長。 そしてこちらは兄者の劉 玄徳。ここに賢人と名高い方がお見えだとうんたらかんたら」         俺だ。     当たり前だ。     一人暮らしだしな。         『あ はい。 わかりました。 お父さんに言っときまーす』       バタン。   玄関を閉め 小走りで聖域に戻ると急いでマウスを握り画面を真剣な眼差しで確認する。         『よし HP減ってない…。 道具も盗まれて…ないな。よし。 …よし。』         こんな時に人んち来んじゃねぇよ まったく…。       に しても       長いヒゲだったなアイツ。   拙者とかリアで言ってるし相当痛い奴ですね ワロス     で 男に赤面するホモ野郎キモかったし       極めつけは 一言も喋らずに ずっと俺のチンコ凝視してた酔っ払いいたけどアイツラなんなのw         世の中危ない奴ばっかりだから俺みたいなニートが増えるんだよまったく…         ―俺と劉備センパイ達との出会い― ―これが全ての始まりだった―    
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