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・・・鳴り響く『轟音』・・・止む事の無い『破裂音』・・・かき消される『声』・・・
――何の音だ?――
周りの音に闇に沈んでいた意識が少しずつ浮上する・・・
――・・・土の臭い――
聴覚の次に今度は触覚、嗅覚が蘇ってくる、手や顔、体の前側に感じるザラついた感触、そして鼻は土の臭いを近くで感じた・・・どうやら俺は今、地面にうつ伏せに倒れているようだ・・・
「・・・ぅ・・・」
俺は重い瞼をゆっくりと開いていった、すると予想通り、目の前に土の地面が見えた・・・
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