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それから数日たって、友達にメールした。
『仕事終わってからヒマ?メシ食いに行こうよ!』
『ゴメン、今はひとりになりたいんだ』
『え?どったの?藤田さんとなんかあった?』
『いつか話すよ』
そこでメールは途絶えた。
いつかって、いつなんだよ?
僕じゃ力になれないのか?
僕は……ただ藤田さんの話を聞いてればいいだけの友達だったのか?
誰にだって一人になりたい時はある。
そんなことはわかってるのに、
そんな風に言われると、そんなことを考えてしまう。
でも……
それならそれでいい、と思った。
君の笑顔が見れるなら、君の笑い声が聞けるなら。
君と一緒にいられるなら。
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