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俺の名前は安田智輝(やすだ ともき)今年で20歳になったピチピチの青年だ。顔は普通の面子略してフツメンといったところだろう。
2年前の春に俺は中学生の頃からの夢であったホテルマンの就職試験に受かった。
そろそろ休憩時間が終わりそうなので立ち上がろうとする。すると休憩室のドアが勢い良く開いた。
「ちょっと智輝君!もう休憩時間終わってるはずでしょ?早く行くわよ!」
今俺に話しかけた女性は宮川愛理(みやがわ あいり)先輩である。
年齢は俺より二つ上の22歳だ。
割と大人っぽい顔立ちをしていてスタイルは俗にいうグラマーである。
仕事をてきぱきとこなし人当たりも良い人だ。
仕事場では男女問わずとても人気があり、まさにデキるという言葉が似合う女性である。
「そういえば今日は新人が二人来るの知ってる?」
「あぁ、そういえばリーダーがそんな事言ってましたね。まぁどうせ俺には新人教育なんてさせてもらえないですけどね……。」
宮川先輩が返事を返そうと口を開いたところで、休憩室の扉が大きな音をたてて勢いよく開いた。
「安田、宮川、お前等は今日来る新人二人の教育係だぁぁぁぁ!!!」
「「えぇぇぇ!?」」
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