0人が本棚に入れています
本棚に追加
ゴゴゴゴゴ…
「あ…もうだめだ…君は…」
「…うん。わかってた。これが私の運命だもの」
「せっかく君と出会えたのに!」
うれしいけど…
「仕方ないわ…運命だもの…」
「僕は…いやだ!君が落ちるのをただ見ているだけなんて!」
ゴゴゴゴゴ!
「…そろそろだわ。じゃあ…さよなら」タタタ…
「…うん…僕も行かなきゃ…」タタタ…
後もう少しでここから落ちなくてはいけない…
後ろを振り返ってみると、私と一緒に落ちる人と
─その人がいた
「…ここまで付いてきたの?」
「…こっちに用事があっただけだよ」
「…本当にそうかもしれないけど、ありがとう」
ビービー!
「…いってきます」
「行ってらっしゃい」
チュ
最初のコメントを投稿しよう!