入学式と災難

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「えっ、えっ!?えっ!どう…どういう…」 こちらでパニクっているのは今年晴れて藤ノ沢高等学校に入学できるはずだった高瀬楓華(たかせふうか)。 「も、もう一年待って受験しなおせ、って事ですか!?」 髪は肩までのセミロング、瞳は茶が強い黒、肌は美白と言われるような色。身長は高くない。むしろ低い。 「い、いえ、高瀬様にはきちんとこの学校に通えるよう対処させていただきます!本当に申し訳ありません!!」 受け付けのお姉さんは、とてもかわいらしい人だった。  
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