風景

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祐「いらっしゃい、待ってましたよ、どうしていたんですか?」 り「元気やで、タカは?」 祐「今、買い物行ってます、あがってくださいよ」 り「ありがと」 鍵をかけてリビングに入ると 成「久しぶりっすねリョウ先輩」 り「なんでもういんねん」 成「春から住むことにしたんですよ」 り「なんか、人増えたな」 祐「もうすぐあと2人来ますよ、それに夜にはあと2人増えますから」 り「全員集合やん」 祐「みんな…考えること同じみたいで…あ、座ってください…え?」 り「座るのは祐やから」 いつものクッションに座らされる 成「はい、上着」 祐「大丈夫だって」 成「どこが?」 り「責めるなよ」 祐「…」 成「ごめん…でもな」 祐の前に座り 成「今はじっとしてて… リョウ先輩一緒に座ってください」 り「おん」 リョウが祐の横に座ると 成「祐凭れて、リョウ先輩抱えててください」 り「わかった」 祐「ごめんなさい」 り「謝るなって」 成「朝から熱があるのに…」 祐「あ、成ダメだって」 成「ダメじゃないって」 り「そのへんにしたれよ」 祐が涙目になっているので助けを出す 成「ごめん…」 祐「ううん大丈夫」 り「あ、祐電話」 祐「…もしもし祐です。あ、開けに行きます」 立とうとする祐をとめて 成が玄関に行く 成と一緒に ケイとトモが入ってきた トモ「祐」 トモは祐だけを見て祐を抱えに行く トモ「会いたかった」 祐「俺もです」 り「俺はそんなに」 成「リョウ先輩」 トモに突き飛ばされて 横になるリョウはもう不機嫌 ケイ「祐、顔が赤いけど具合悪い?」 祐「ケイ兄…うん…少しだけね」 トモ「ううん結構高熱だよ」 祐を抱えて回したトモの手は祐の額を押さえていた 祐「トモ先輩」 トモ「やだぁ」 成「トモ先輩?」 トモ「卒業したんだから先輩はやめてよ」 成「いや、卒業しても先輩なのはかわらないと思うんですけど」 トモ「成!もぅ~ケイなんとかして」 ケイ「できないよ(笑)祐、タカは?」 祐「買い物行ってます、もうすぐ帰ってきますよ、あ、お茶出さなきゃ」 ケイ「立たなくていいって、トモそのまま抱えてて」 トモ「ついでにアイスシート取ってきて」 ケイ「もちろーん」 ケイは水とアイスシートを取ってくる
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