4人が本棚に入れています
本棚に追加
/82ページ
少年は走って学校に向かい
校門が見えてきた。
「あっ、あいつも遅刻かな」
校門の前に男が立っていた。
顔が整っていて
いわゆるイケメンだ。
「あのー遅刻した感じ?」
その男に近寄り、少年は尋ねた。
「遅刻したんだが
入口が入りにくくてな」
「お前も遅刻したのか」
表情のない顔で少年に言った。
「そうなんだよー。あっ
どうせだし一緒に行かない?」
少年は誘ってみた。
「いいぜ、たぶん入口は
あそこだろう」
また表情のない顔で言った。
最初のコメントを投稿しよう!