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少年と男は1年生の
教室の前に来ていた。
家に届いた封筒に入っていた
紙を見ていた。そこには
『1年3組』と書かれていた。
「俺3組だけど君何組？？」
少年は尋ねてみた。
「俺も3組だ」
男は紙を見た後、そう答えた。
ちょうど隣同士に二つ席が
空いていたので、少年と男は
そこに鞄を置き
体育館に向かった。
その途中で少年は言った。
「あっ自己紹介がまだだったな」
「俺の名前は慎。君の名前は？」
男は少年を見て答えた。
「名前は誠司だ」
相変わらず表情のない顔だ。
「誠司か、よろしくな」
慎がそう言ったが
誠司は黙ったままだった。
「俺、思うんだけどさ」
「誠司って表情が
まったく顔にでないよな」
「かなりクールだし」
誠司の顔を見ながらそう言う。
「よく言われる」
表情のない顔で言う。
そんな話をしていると
二階にある体育館に着いた。
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