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体育館の扉を少しそっと開けた。
新入生の皆は立っており
両サイドに先生方が立っている。
「うわーこの空気やばいじゃん」
慎は、やばそうな顔で言った。
「どうするんだ」
誠司が不安そうに言う。
そんなときだ。
「あなたたち何しているの?」
突然後ろから話しかけられた。
慎と誠司は驚いた表情で
後ろを向くと、髪の色は茶色で
長さはショートヘアーで
なんといっても赤眼鏡が
特徴である。
「俺たち遅刻してきたんです」
緊張した顔で慎は言った。
誠司は黙ったままだ。
先生は微笑みながら言う。
「入学式に遅刻とは
あなたたち勇気あるわね」
「ついてきなさい」
先生が静かに扉を開け
中に入り、それに続き
慎と誠司も中に入る。
「とりあえず、あそこの
一番後ろに立ってくれる?」
と先生は言った。
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