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慎と誠司は教室に戻ってきた。
席に座った慎が誠司に言う。
「いやーあの空気は重すぎたな」
「校長は結構若そうだったな」
誠司がそれに答えた。
「みんな緊張していたのだろう」
「若い校長は珍しいことだ」
その時、ちょうど教室に
担任と思われる先生が
入ってきたのを見た。
その瞬間、慎は先生と目が合い
思わず苦笑いしてしまった。
何故かというと
その先生は赤眼鏡をしていて
朝に会ったあの先生だからである
誠司は睨みつけるように
先生を見ている。
「あっ君たちこのクラスなのね」
「これも何かの縁かしら」
先生は微笑みながら言った。
他の生徒は慎と誠司と先生は
知り合いなのか、という
目で慎と誠司を見ている。
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