10063人が本棚に入れています
本棚に追加
パシンッ!!
痛いっ!!
「テメェ…。
今自分がおかれてる立場考えてモノ言えよ」
そう言って私の髪の毛を強く掴む。
目に涙が溜まる…。
「おいおい、さすがお嬢様だねぇ。
このくらいで泣いちゃうんだ?」
悔しい…これは怖いとか痛いとかの涙じゃない。
「もっと泣かせてやろうか?」
ゾクッ…。
男の唇が耳を舐める…。
「おい!! 止めとけよ。
女には手を出さないって言ってただろ?
目的は親父だろ?」
1人の男がそう言った。
目的は父?
「ふん…。生意気な態度取ってみろ。
2度と空を見れないと思え」
ザワッ…全身に鳥肌が立つ。
「さぁ~て!! ショータイムと行きましょうか!!」
その声で1人の男がビデオの電源を入れたようだ。
緑のランプが点灯した…。
「時間、誰か計ってろ」
どうやらさっきから話してる男がリーダー的存在。
最初のコメントを投稿しよう!