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そっそんな…。
「あんたの親友…なんだっけ?
いつも一緒にいる女」
「朱里…?」
「そう…あの女も裏口入学だ。
本人が知ってるかは、知らねぇけど…」
朱里…。
「さて、アンタにはしばらく俺達に付き合ってもわうから。
逃げようとしても無駄だよ?
そんなことしたら殺すから」
ゾワッ…全身が震える…。
そして男達は出て行った。
ビデオの電源は切られているようだ。
ランプが点いてない。
「はぁ…」
大きなため息が出る。
朱里…。
朱里は悪くない。
私と朱里が出会ったのは小学生の時。
もし裏口入学の話が本当だとしても、朱里が知ってるはずがない。
悪いのは父だ…。
あの時もそうだった…。
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