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信用して良いの?
誰かもわからない、この男を…。
でも少なくとも、明日までは殺されないだろうけど…。
この人に賭けるしかない。
「わかった…飲む…」
「俺がいる限り、アンタを殺させたりしないから…」
えっ…?
「……」
目に涙が溜まる。
するとフワッと温もりに包まれた。
「泣くなよ…。
アンタの泣き顔は見たくない」
私を強く抱き締める。
ドキンッ…。
男の人に抱き締められるのは初めて…。
「ほら…涙拭いて…。
さっき寝たフリをした時の状態で薬を飲むんだ。
寒いかもしれないけど、毛布があると不自然だから、今日は持って帰る。
明日目覚めても、俺に対して反応するなよ?
今までと同じ警戒した目で見るんだ。
わかった?」
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