第2章 【真の目的】

10/42
前へ
/196ページ
次へ
するとブラで見えない場所に、龍ちゃんはもう1つキスマークをつける。 もう胸全部が見えてしまってるんじゃないかってくらい、際どい場所に…。 「また何かされたら、隠さないで言ってくれ…。 俺が全部取り返してやる」 ドキッ!! そう言って龍ちゃんはまた私にキスをした。 廊下で足音が聞こえて、龍ちゃんは上着を元に戻し私から離れた。 「移動するって?」 あの男が言った。 女は居ない…。 あの女と、この男…付き合ってる? 「鍵を何個も壊されたんじゃ俺も困る。 今後はもう止めろよ?」 龍ちゃんはそう言った。 「それなら合鍵くれよ」 合鍵!? それじゃあ、いつでもこの男が部屋に来れてしまう。 「それは駄目だ。 ここは俺の私物じゃないからな」 「私物みたいなもんじゃねぇか」 「とにかく、勝手な行動は止めろよ」 「他にも勝手な行動をしてるヤツが居るかもしれないけどな」 意味ありげに男は言った後、私が絶句する発言をした。 「だったら、この女やっちまおうぜ!!」
/196ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10063人が本棚に入れています
本棚に追加