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「でも!! 私の父親だよ!?
その父が復讐されるって聞いて黙っていられる!?」
あんな父親でも…私の父だから…。
「大丈夫。親父さんへの復讐の鍵は俺が握ってる。
アイツ等だけじゃ実行できない。
ほら、口開けて」
「どういう意味!? うぐっ!!」
そう言った私に幕の内弁当の肉団子が押し込まれる。
「頼むから…俺を信じて今は聞かないでくれ…」
意味がわからない…。
でも龍ちゃんを信じるしか無いんだ…。
「龍ちゃんはお腹空いてないの?」
「ペコペコ」
そう言って笑う龍ちゃんと、2人で1つのお弁当を食べた。
一膳の箸で…。
生まれて今日まで彼氏が居なかった私は、間接キスだけでもドキドキする。
龍ちゃんはきっと何とも思っていないんだろうけど…。
そして、食事が終わり水を飲ませてくれる。
「今日は寒いな…」
そう言うと私の横に座り、2人で1つの毛布に包まった。
「さっき…何された?」
ドキッ!!
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