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無視したらどうなるの?
まず、写真が何かがこの手紙ではわからない…。
どこかで隠し撮りされた?
それとも…父の写真?
どうしよう…朱里に相談するべきかな…。
私は手紙を机に閉まって、朱里の背中を突いた。
「何?」
朱里は小さな声で私に尋ねる。
「この手紙…持って来たのってどんな人?」
その人を見つければ、何か情報が得られるかもしれない。
「何? 興味出てきた?」
「うぅ…ん。なんとなく」
私は冴えない返事をする。
「へぇ!! 珍しいね!!
でも、さっきも言ったけど、その手紙を持って来た人は差出人じゃないみたいだよ?」
「制服は着て無かったの?」
高等部までの人間なら制服を着ているはず。
「私服だったよ? だから大学の人かなって思ったの。
待ち合わせの場所とか、連絡先とか書いてないの?」
書いてあるんだけど…。
なんとなく朱里に心配かけたくなくて言えなかった。
ただ…凄く嫌な予感がする…。
ラブレターじゃないことだけは確か。
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