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夏至が 過ぎ
初夏の暖かさが
肌に 触れたとき
ああ。
君は今 何を想う-。
無我夢中で 生きていた
胸に刻まれた 願い事
君が生きた 8年間
一体 君は
何処へ逝ったのだろう
近くに居るのなら
姿さえ見せてくれたら―。
君への愛おしささえ
忘れていないだろうに
遠い人となった今
君は 何を想う-。
幼かった あの笑顔
もう一度 もう一度
現在と化して 見せて欲しい
あの幼き頃の肉親へ
この世に 取り残された
たった独りの姉として-。
再び 逢うことが出来るのならば
迷わず君を 捜すだろう
妹よ
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