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「てかなおくん!
何してんのよー」
千恵は、照れ隠しにそう叫ぶが直巳は、冷静に
受け答えをする。
「いや、俺もびっくりだよ
飯食いに来たらお前が
いるなんてさ~」
「てか、千恵さ、この人
知り合い?」
よーこは、直巳を指さしながら悪態を突く。
が、千恵が答える前に直巳が、口を開いた。
「てか、普通に俺
こいつの彼氏だけど?」
「え」
千恵は、直巳が言った言葉を
理解できずにいた。
「え、ちょ…なおくん…
彼氏って…?」
「はぁー!?」
千恵が、戸惑いながら答えると直巳は、焦り叫ぶ。
「てめーこの魔王を
やり捨てすんのかよ~」
「え、ちょ!
そうなんすか!??」
千恵の頭は、もはや…
パンク寸前。
わけのわからない言葉を
発している。
それに輪をかけよーこが
追い討ちをかける。
「え、なに千恵。こいつと
ヤッタの!??」
「こいつ言うなこの虫女め」
直巳とよーこのやり合いを
止めるように店員が
割って入る。
「す、すいません。
生ビールです…」
そう言い店員は、テーブルに
生ビールを置こうとしたが、
意外!
千恵は、その生ビールを
奪いさり飲み干した。
「お、おい!」
「千恵!」
千恵は、気持ちよく
ゲップを吐くと
その場に倒れてしまった…。
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