三話 もう無理っす…

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「またわたしを  置いて行くのね!」 「はぁ…何だよそれ~」 「いいんだ…どうせ  あたいなんて遊びなのね…」 近頃直巳は、千恵と頻繁に 会っており家内の コミュニケーションが、不足していた。 昔から直巳になついていた京はついに不満を爆発させていた。 「だって!今日は、あたいと  ゲームして酒飲むて  言ったじゃんかよー!」 直巳は、ばつが悪そうな 表情をする。 「まじごめん」 素直に謝る直巳を見て京は、溜め息をつく。 「はぁ…なおさん」 「ん?」 「女できたっしょ?」 それまで黙って 携帯ゲームをしていたけーとも玄関に飛び出してくる。 「まじっすか!誰っすか!」 直巳は、京とけーとの 好奇の目に耐えられなくなる… 「うっせーな  ちっと出てくる!」 バタンと乱暴に扉を閉め 直巳は、外に飛び出していく。 「冗談だったのに~  なおさん怒らせてー  けーとのせいだぞ!」 「えー!俺っすか!?」 「うん。けーとのせい。  なおさん帰ってきたら  謝ってね。じゃ俺寝る」 京は、そう言い 自分の部屋へと帰って行った。 「えーー  俺じゃねー!」
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