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「またわたしを
置いて行くのね!」
「はぁ…何だよそれ~」
「いいんだ…どうせ
あたいなんて遊びなのね…」
近頃直巳は、千恵と頻繁に
会っており家内の
コミュニケーションが、不足していた。
昔から直巳になついていた京はついに不満を爆発させていた。
「だって!今日は、あたいと
ゲームして酒飲むて
言ったじゃんかよー!」
直巳は、ばつが悪そうな
表情をする。
「まじごめん」
素直に謝る直巳を見て京は、溜め息をつく。
「はぁ…なおさん」
「ん?」
「女できたっしょ?」
それまで黙って
携帯ゲームをしていたけーとも玄関に飛び出してくる。
「まじっすか!誰っすか!」
直巳は、京とけーとの
好奇の目に耐えられなくなる…
「うっせーな
ちっと出てくる!」
バタンと乱暴に扉を閉め
直巳は、外に飛び出していく。
「冗談だったのに~
なおさん怒らせてー
けーとのせいだぞ!」
「えー!俺っすか!?」
「うん。けーとのせい。
なおさん帰ってきたら
謝ってね。じゃ俺寝る」
京は、そう言い
自分の部屋へと帰って行った。
「えーー
俺じゃねー!」
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