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「うんうん。ひでーよな~
そいつは酷い。」
千恵の後ろの座席から
声がした…
三人に向かい笑顔を浮かべ
声の主は微笑みかける。
「いやまじそれはないな~
酷い彼氏ですな。」
「たっちゃん!」
声の主の顔を見て千恵は
そう叫ぶ
まみりんもすぐに反応をする。
「おー竜矢氏~生きてたか~」
意外にもまた
綾が反応する…。
「元グロウズの
ベースさんですね~」
竜矢は、ニコニコと笑い千恵を押し退け千恵の隣に座る。
「よう!糞ギャ共~
俺様が死ぬ訳ないじゃん~」
「えー
でもたっちゃん事故で…」
竜矢は自分の左手を
一瞬見つめたが
すぐにニコリと笑う。
「全然余裕だし~」
竜矢は、千恵とまみりんの
中学生の頃の同級生。
二人がバンギャの道を進んだ後彼は、麺への道を歩んだ。
が、去年
バイクの事故で左手を怪我し
バンド脱退を余儀なくされた。
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