四話 逃げるな!意気地無し!

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「じゃ帰るか~」 竜矢が、そう呟いた時 時間は、すでに22時を 回っていた。 皆高田馬場近辺の家なので 終電は、気にはならないが…。 綾を駅まで見送り 千恵とまみりんと竜矢は 三人で栄通りを通り抜ける。 まみりんは、橋まで。 千恵とまみりんの家は 逆方向。 千恵と竜矢の家は、同じ マンションだ。 竜矢と千恵は、二人で歩く。 無言に 耐えられなくなった竜矢が 千恵に話しかける。 「あのさ。心配かけて  まじごめんな~」 「ん?たっちゃんぽくない~」 千恵は、竜矢の殊勝な台詞に 思わず吹き出す。 「笑うなし~  てか千恵の彼氏て  どんなやつなん~?」 「うーん…  何か変な人」 「はぁ…??」 千恵と竜矢は マンションのロビーまで 来ていた。
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