四話 逃げるな!意気地無し!

14/24
前へ
/392ページ
次へ
「あ。ここで」 直巳は運転手にそう 言いお金を渡しタクシーを 降りる。 「ここ?」 「いや。腹減ったし  土産も買わないとな。」 直巳は、そう言うと 目の前にある小料理屋に 千恵の手を引き入って行く。 「ねぇねぇー  そろそろ何処に行くか  教えてよー」 「もうちっとだって  俺にも心の準備ってのが  あんだよ。」 心の準備… アリスの今彼は きっと直巳の友達なんだ… そう千恵は、感じていた。
/392ページ

最初のコメントを投稿しよう!

186人が本棚に入れています
本棚に追加