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「あ。ここで」
直巳は運転手にそう
言いお金を渡しタクシーを
降りる。
「ここ?」
「いや。腹減ったし
土産も買わないとな。」
直巳は、そう言うと
目の前にある小料理屋に
千恵の手を引き入って行く。
「ねぇねぇー
そろそろ何処に行くか
教えてよー」
「もうちっとだって
俺にも心の準備ってのが
あんだよ。」
心の準備…
アリスの今彼は
きっと直巳の友達なんだ…
そう千恵は、感じていた。
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