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千恵は、現状を理解できずに
あわてふためくしか
できずに居た。
直巳は、不機嫌そうだが冷静に墓石に日本酒を掛ける。
全ての日本酒をかけ終わると
千恵の方を振り向き
優しく笑う。
「えええ…え」
戸惑う千恵の頭を優しく撫で
墓石を睨む。
千恵は、直巳を見つめ…
墓石を見つめる
クリスタルの中の写真は
優しく千恵に微笑みかけている
頭がパニックだ…
まぁ確かになおくんは
音楽をやってたし
ヴィジュアル系だから
Yoshikiと出会ったかもしれない…。
確か一年前くらいに
Yoshikiが死んだって
凄いニュースになってたっけ…
一年前…一年前…一年前!?
千恵の“ハッ”とした顔に
気付いた直巳が呟く。
「そう。親父だよ。」
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