四話 逃げるな!意気地無し!

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「お、お、おやじて!  あの、ええと!」 慌てる千恵を見て直巳は笑う。 「俺の母さんの旦那  っつー事だな。」 「ええええー!」 千恵は、頭がパニックになり なんと… 土下座してしまった。 「は、は、はじめまして!  み、みしろちえです!」 「お、おい…」 直巳は、ひれ伏した千恵の 左手を引っ張りたたせる。 「おい…はは…何してんだよ」 「だ、だって!なおくんの…  お父さんだし…」 「こんな奴…親父て  認めたくないね。」 しばらくの無言… 風のがギターを鳴らす… 悲しそうな音を… 泣いているようだ。
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