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小さい頃は、近所の川原で遊んだ物だ。
今では道が出来て入れなくなっちゃったけど、ちょっと行くと蛇イチゴ何かが自生してて、崖を登って採ったりしていた。
そんな思い出深い場所には公園があって、雨の日にはドラム缶で雨宿りしたり、川原まで下りて行って水の流れを見てたりしてたんだ。
そんな雨の日。
川で遊んでいる半透明の物体をみかけた。
溺れてたのかな？
やたらと暴れながら、流されて行っちゃったんだ。
子供だったから、楽しそうだなぁって思って、笑いながら手を振ってた。
残酷な事しちゃったね。
それ以来、川原に降りる事が出来なくなったよ。
溺れてんのに見捨てたんか？
って、その話をした後で兄貴に言われたから。
兄貴はきっと、生きてる人間を見たんだと思ったんだろうね。
人間は半透明にはならないよ。
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