ちょっぴり笑えるアレと遭遇

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自分の実家はアパートです。 狭いので、全員分の布団を敷くには、コタツの中に自分の布団を少し突っ込まないといけません。 コタツの横には円形の小さなゴミ箱が置いてあったんですが、寝ようと思って布団を被ると、何やら白い物が見えるんです。 ちっこいゴミ箱から手が生えてました。 またかよ。 慣れてしまうと、その程度の感想しか出て来ないんですよね。 それはそれで気持ちのいい光景ではないんですが、自分は睡魔に勝てず、すぐに寝てしまいました。 2時間くらい経って、何となく目が覚めたので見てみると、ゴミ箱からは腕がにょっきり、モサッとした後ろ頭がちらちらと見えていました。 小刻みに動いていたような気もします。 自分はそれに興味がなかったので、また眠ってしまいました。 次に起きたら、両肩が出ていました。 モッサリしていたのは頭の髪の毛だったようです。 自分はまた眠ってしまいました。 次に目が覚めた時、体が半分出ていました。 裸でしたから、正面からは見たくないなと思いました。 腰の辺りをフリフリしながら、出ようとしているようでした。 自分は睡魔に負けました。 目が覚めるともういませんでした。 畜生!!写真撮っておくんだった!! 直径15cmのゴミ箱から出て来る全裸の成人の写真……残っていたら、あの幽霊は永遠に笑いを提供してくれた事でしょう。 自分は物凄く勿体ない事をしてしまった。 まぁ、顔が見えないから面白いんでしょうけどね。
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