愛しき人へ捧げる言葉達

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ

愛しき人へ捧げる言葉達

拝啓愛しさを産む君へ。 此の度は、ストーカーじみたメールを幾度となく送り付けましたこと、誠に申し訳なく思っております。しかし、私はストーカーなどをした覚えはちっとも有りはせん。有るのは、孤独感だ! 孤独が私を支配してゆくのだ。 夜が怖い。 闇に吸い込まれる。 親はいない。 だだっ広い家の中にただ一人 僕の啜り泣く声と、嘆きの唄が部屋中響き渡っているのだ。 何故 あなたに忌み嫌われなおかつ避けられなければならぬのか、私には到底理解し難いこと。 生理的にムリという言葉があるように、私はその言葉のカテゴリーに分類されたのかも知れませんよね。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!