プロローグ

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 うっ可愛い……地味なだけじゃなかったんだ。顔がほんのりと赤くなる。 「言いにくい事ズバッと言ってくれてありがとう。ずばりそういう事だよ。根は良い人だし、お世話になってるから悪口は言えなくてさ。」  健太はそう言うと少し朱色に染まった頬を掻いた。 「了解だよ。マスターの話は話半分に聞いておくね。」  彼女は敬礼のポーズをとり1回左目を閉じた。  彼女なりにウインクをしたのであろうが、慣れていないためゴミが入ってしまったように見える。
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