原田の冒険 ~序章~

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一階に降りて急いで飯のある部屋へ行った。 やっぱり、時間がなくても飯はちゃんと喰わないとね! 今日の朝ご飯はキノコソテーとなめこの味噌汁だった。 ……これは一体なんの冗談だ!? なんでキノコの事を考えていた日に限ってこんなにキノコ料理がたくさん出るんだ? これは絶対におかしい。 何故なら、うちの料理は俺の頭を気遣ってか、キノコ料理が出たことは一度もないのだ。 最も、頭の事は全く気にしていないが。 そんなことを考えていた矢先。 がちゃ。 ドアの開く音がした。 俺はとっさに 「母さん!」と言って 玄関に向かって走り出した。
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