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「何をぼんやりしてるの?と、言うよりも‥‥何をしてるのこんな所で!」
「あ‥‥いや、その‥‥鮎‥!か、河内さん披露宴終わった後、時間ある?」
俺は何を言ってるんだ?
「無いわ!」
「な‥何も‥そんなあっさり‥‥」
さっきまで鮎美なんて記憶の断片でしかなかったのに‥。
いい女は放っとかない!
それが俺!小椋忠義!!
例え酷い別れ方をした女だったとしても‥‥俺は躊躇しない!
駄目で元々、当たってみるだけだ。
とは言え‥‥鮎美が乗って来るとはとても思えないが、もう一押ししてみるか。
「鮎美‥‥毎年、声をかけようか迷ってたんだ‥‥あれから‥鮎美と別れてから心にぽっかり穴が空いたようで‥‥他の誰にも埋められないんだ‥」
「‥‥‥‥‥‥」
お?聞く気になったか?
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