小椋再び

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「じゃあ、行って来るから‥大人しくしとくんだよ?」 「うん‥出来るだけ早く帰ってね‥。」 いい加減、早く行かせてくれよ‥おい!まさか‥‥キスしろって? まだ口が精子臭いんだよ!! 「ま、またしたくなるから、帰ってからね!」 恨めしげに見つめる女を残し俺は部屋を後にした。 「ふぅ‥やれやれ‥‥」 エレベーターのボタンを押しながら、やっと女から解放され安堵のため息をついた。 途中、3階に止まると何やらガヤガヤと声がする。扉が開き目の前にはウェディングドレスを着た花嫁が立っていた。
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