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「‥凄く綺麗だよ。」
「‥‥はぁ‥どうしてここに居るの?」
「あ、いや‥その‥‥一昨日こっちに入ってね‥‥まぁ4月のフェアのアフターフォローに‥‥ってその事じゃないか‥‥はは‥」
「だいたいの察しはつきます‥‥相変わらずですね。」
「まぁね‥‥面目ないというか‥自然の流れと言うか‥‥」
「先輩も‥‥河内さんも来てますよ‥‥」
「そう‥‥だろうね‥‥。ずいぶん会ってないな‥‥」
「あなたが顔を会わせないようにしてるんでしょ?ふざけないで!!」
「おっと‥‥世界で一番綺麗な花嫁がそんな怖い顔しちゃいけないよ!それに‥‥‥彼女とは終わったんだ‥‥知ってるよね?」
「‥‥そうでした‥。でも私、先輩にも幸せになって欲しい‥‥。あなたみたいな最低な男でも‥先輩幸せそうだったから‥」
「香苗ちゃん相変わらずキツイねぇ‥‥そこがまた良いんだけどね‥俺はさ、ずっと最低だったしこれからも多分最低なんだよ‥‥ただそれだけ‥」
「あ‥着いた‥小椋さん、扉の前に亮がいたら殺されますよ?」
「それは‥‥避けたいな‥‥」
「私が先に行きますから隅の方に居て‥‥」
彼女が言い終わらない内にエレベーターの扉が開き歓声が響いた。
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