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「ねぇ…先輩」
いきなり、私の事を嫌いそうなリョーマ君が話しかけて来た。
『なに?』
「先輩は、付き合うなら背が高い方が良いの?」
『んなっ!!なんで!?』
「いや、なんとなく」
なんでリョーマ君がこんな事を聞くのかわかる。
さっき、部室で書いてたプロフィール帳を見たらしい。
好きなタイプは??
断然背が高い!!
って書いてしまったから…………。
『ねぇ、さっき部室で書いてたプロフィール帳覗いたでしょ!?』
「そんな事無いッスよ」
『じゃあなんで付き合うなら背が高いなんて言うの??』
「なんとなく」
ムッ!!
なにがなんでも言わせてやるんだからぁぁ!!!!!!!!
『リョーマ君、好きな子いる??』
「秘密って言ったら!?」
『知りたい…………私の好きな人言うから!!』
「ふーん、なら良いよ」
やった!!
ゆし!!
誰だ!?
「先輩」
『私は、……………………………ってうぇ!?』
「私は??」
『私は……………………』
「何?」
『秘密』
「ダメだよ先輩、俺言ったんだから」
『秘密!!』
「言わないと………」
『言わないと!?』
「なんかするよ」
『なんかって何?』
「いーから」
『うっ…………////うー。私の好きな人は…………』
「人は??」
『……………………………………………………………………………………………………リョ………………リョーマ君っ!!/////』
「俺?」
『もぅ言わない////』
「先輩、俺嬉しい///」
『頑張って』
「ん?」
『頑張って、背、伸ばして』
「頑張るよ。でも、それまで待っててね」
『当然///』
「先輩大好き////」
『私も//』
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