手があなたに届いた日

2/3
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
私は、氷帝学園テニ部マネ2年C組野田繭。 テニ部のマネは、私だけ。 何でかは……………。 昔私は、テニ部だった。 私たちは、2年の下僕だった。 いっつもこき使わされて。 2年は、3年の前だと私たちを突き飛ばして3年の所に行く。 それを3年は、見てるのに助けてくれない。 そしてうちの部活は、人が少ない 2年、3年のせいで。 え?他の子? 私を入れて5人だけど? この、下僕生活を救ったのが跡部景吾。 「オイ!そこの女テニ」 「あっどうもべ様*~」 私たちを突き飛ばすと2年は、べ様の方に駆け寄った。 でも、べ様は違った。 私たちを突き飛ばしたように、べ様は2年を突き飛ばした。 「いったぁ」 「1年が可哀想だ」 「1年なんかいいから私たちと…………」 ぷっつん。 ん? 「部活をしないなら帰れ!!」 べ様は大声を出した。 2年はおとなしくなり、べ様は私たち5人を連れて保健室に行った。 『ありがとうございます』 「……///別に何もしてない」 『でもっ何かお礼をしたいんですけど…………』 「あ、だったら男テニのマネをやってくれないか?」 『あっはい喜んで*』 「よろしくな、繭」 あ、名前で呼んだ………。 ま、マネだしね。 私が男テニのマネになった理由がこれ。 え?あとの4人? んな、知るか。 でも、一つだけ知ってる。 これのせいで、女テニは廃部だってね(苦笑 「オイ!繭」 『あっはいっっ』 「何かぼけーっとしてるけど大丈夫か?」 『はい全然大丈夫です♪♪』 「そうか、ならいいんだ///」 「オイ跡部っっ何繭ちゃんとコソコソ話ししてんねん」 「クソっクソっクソっっ何だよ。このラブラブぶりわ」 『なっラブラブ何てっ』 「ラブラブじゃん」 『慈郎先輩っっ』 「あーん?さっさと部活戻れ」 「「「はーい」」」 『べ様?』 「あーん?何だ?繭」 『大好きです』 「………知ってる///」 私は、友達がいなくてもいい。 あなたに手が届いていれば。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!