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｢……………！｣
気がつき辺りを見回す
｢どこだ…ここ…｣
しかしそこは今までの見慣れた部屋の風景ではない
いつのまにかシートらしきものに座っている
｢車…？｣
にしては暗いし狭い…
唯一確認できるのは前のディスプレイらしき物か
画面には
《Welcome!
Your name? 》
と表示されている
名前を訊かれているようだが、キーボードのような物は見当たらない
｢タッチパネルか…？｣
恐る恐る画面に触れる
ｳﾞｨﾝ…
キーボードが表示され入力画面に移った
やっぱりか…
タッチパネルを使いローマ字で
《Kousuke Sibayama》
と入力して決定ボタンをタッチした
《Registration completion》
画面は登録が完了したことを示す
するといきなり指先に感覚がなくなり、目の前がぼんやりしてきた
｢なんだ…？
意識が…｣
そのまま眠るように視界は闇に落ちていった
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