Navigatoria

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*睡恋 こぼれ落ちた泪 ひと雫 水面に弧を描き出す 今もまだ 胸に響くのは もう 失った幸せの歌 声もなく孤独に震えてる 麗し愛しき花よ 幾重にも まとった花びらで その 傷口を 隠しているのでしょう 疲れ果てた心 かたく閉ざした蕾 微睡(ねむり)なさい 明日を夢見ては 夜にたゆたう 睡蓮の蕾 透きとおる 淡い紅の 花ひらく時 恋が咲くのだから 砕け散った愛を 集めては 欠片にまた傷付いて くり返し痛みに耐えても まだ 眩しすぎた 想い出に彷徨う 心色褪せたら 花は枯れてしまうわ 微睡なさい この胸に抱かれ 私は闇を 照らす十六夜月 蒼白く優しい光で あなたをすべて 包み込む様に 夜霧の揺り篭 そっと揺らして 愛しき想い 口ずさむ子守唄 心枯れぬように 花が枯れぬように 目醒めなさい 夜が明けたなら 螺旋を描く すがた美しく 今はただ水面に消えゆく 水泡(うたかた)の様に 嘆きを忘れて 目醒めなさい 目醒めなさい
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