目覚めの朝

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いや! でも、もしこのことがバレて 得体の知れない秘密結社なんかに 身を追われるなんてことになったら… などとアニメの見過ぎな俺だが やはりバレるのはなんとなく マズそうだから隠すことにしよ。 「母さん。僕はいつもの僕だよ!まだ小学… (…何年生なんだ? そういや今何歳なんだろ。) 小学ウン年生なんだから!」 (おいおいおい!僕なんて何年ぶりだよ。は、恥ずかしくなんか、ないんだからね!?) 「そうよね~?優君まだ小学三年生だもんね!」 (おぉ!さすが母さん!以心伝心だ。) 「うん!」 と可愛げのある返事をし、 子供っぽさを強調するために 元気よく頷く。 「さぁ優君。そろそろ学校の時間よ?準備しなさいね。」 あぁ~。そういや学校いかなきゃマズいよな。フッフッフ!高校生の学力を見せてやる!! とみんなを驚かせる学力の自分の 姿を想像してにやけている俺は やはり気持ち悪いのだろう。 母さん、来月からの仕送りはいりません。
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