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「す、すいません。深く考えてなかったもので。異象って、何種類ぐらいあるんですか?」
「先祖代々、様々な異象を解明してきているけど、今のところは、百種類ってところね。でも、異象は現在進行形で種類を増し続けている。これだけは確かよ。人あるところに異象あり。覚えておいてね」
百種類か。中々思っていたより多い……。奥が深いんだなあ、異象って。
「ちなみに私の継承している異象は、名称、透視分析(リトマス)。情報収集系の異象で、相手の体を見ることで、その人の肉体情報、異象情報を得ることが出来るわ。ふふふ」
「最後のふふふは何だ! あんたひょっとして、既に僕の肉体情報を!」
「なにお門違いなことを言っているの? 私の異象は発動中、目の色が黄色に変色するわ。貴方と違って、自分でコントロールで・き・る・ん・で! ひょっとして、優吉くん、何か変なことでも考えてた? ふふふ」
「は、嵌められたあ!」
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