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「優吉くん、あなた」 「はい」  僕はごくり、と唾の飲むと、息を潜めた。その身に緊張が走っているのが分かる。胸の奥がちょっと苦しい。 「イチモツが小さいのね」 「どこ見てんだよ!」  ていうか、肉体情報って、陰部まで透視されちゃうもんなの? そこ補正かかんないの? 最早プライバシーの侵害だろそれ! 「同情するぜ、優吉。儚さん、優吉のイチモツってどれぐらい小さいんだ?」 「何でお前が割り込んでくんだよ! どんだけの僕のイチモツが知りたいんだ!」 「ううん、赤子と同等?」 「そこまで小さい覚えはありません!」  何なんだ、この会話は。緊迫した場面じゃなかったのか、今のは。いきなり下ネタ突入って、マジ、勘弁してくれよ。
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