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向かっていた、俺らはすばるくんについて一緒に向かってるはずやった。
「あ…あれ…?」
「おっかしいな…確かにこっちに来たし、後ろついてってるはずやったよな?」
そう…前を歩いていたはずのすばるくん達がいつの間にか消えていた。
まさか!と思ったけど、実際におらへん。
でも…青白い光は見えている。
今はあそこに向かうしかない、すばるくん達と出会えると信じて。
「内、横山くん、行きましょう」
「せやかて、亮…」
「言いたい事わかります。でも、此処で立ち止まってもいられないでしょ…?」
俺は冷静に答えたつもりやった
でも、実際には声が震えていたかも知れん。
そんな俺に横山くんは、肩をぽんっと叩いて笑ってくれた。
「亮の言う通りやな。今はアレに向かうしかないわ、内、行くで。」
「う、うん…!」
俺の想いは通じた、よかった。
俺らは青白い光に向かって歩き出した。
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