日常が終わる夜

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『ありがとうございましたー!』 元気な声が飛び交う 関東では聞き慣れないイントネーション…俗に言う関西弁が飛び交っとる。 俺らは、関西で活動しとる。 仲間は八人、仲良しこよしの連中や こない人数多かったら、喧嘩とか仲間割れみたいなんがあるんやないかって思っとる人もおると思うけど… 「あー!すばるくん、それ僕の!」 「また勝手に食うたんか、すばる」 「せやかてヒナ。苺が食うて!って言うとったんやで?」 「屁理屈ってゆーんですよ?」 「亮は黙っとけっ!お前が入ってきたら俺が負けんねん!」 …と、まぁ仲がえぇんよ、これが。 俺はいつも楽屋では静かやし、あんま会話に入ってかへんなぁ… (興味を持った話題はとことん乗ってくで!) 「たっちょん~それ頂戴?」 「ん?コレが欲しいん?」 「……お二人さん、会話が妖しいですよ!」 こっちはこっちで楽しそうにやっとる 実際には、大倉が食べとるパンを内が欲しがっとんねん。 ……あっちの方やったら、エロいな、うん。 (ってことは、マルはエロいんやな)
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