13:その手に委ねられるか迷う

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鏡に向かう。 泣いて腫れた瞼の奥に、案外としっかりした眼差しの私がいる。なぜか、喪失感を超える充実感がある。 本当に私は永遠にジュンを失ったの?全部が夢の中の出来事のよう。 「ナニこれ?」つい呟く。
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