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課長はスタスタと歩き、自分の席へ戻る。
「まぁ…1課は男メインの部署だからな。そのあたりにヒントがあるかもしれんな~」
あたしは課長の言葉を耳に入れながら真鍋徹夜のプロフィール画面をもう一度見直し、あることに気がつく。
「…あっ、ひょっとしたら……」
「ん?何か気がついたのか?」
「はい。……恐らく。今の課長の言葉はヒントになりました」
あたしは、上司をおだてることも忘れない。
嬉しそうに笑う課長を尻目に、溜まりに溜まっている事務処理を開始した。
ほんっと、課長って扱い易いわ。
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