30人が本棚に入れています
本棚に追加
「では…明日の15時であれば予約取れますが」
《…大丈夫です。では……伺います》
「はい。明日お待ちしておりますので。時間どおりにお越しください」
そう言ってあたしはゆっくりと内線を切った。
「明日はどこの課か?」
課長がコーヒーを片手に持ちながらあたしのパソコンを覗き込む。
「営業1課…真鍋徹夜か。確か、成績トップ者じゃないか?」
「課長知ってるんですか?」
「あぁ。ここの係長と6年目社員の見合い担当したからな。その経由で若手でいい営業がいるのに、全く恋愛の話が浮上せん奴がいると聞いたんだ」
「へぇ~。弱々しい声でしたけど。成績トップってのはポイント高いですね」
.
最初のコメントを投稿しよう!