ふたり飴

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時間は流れて6月3日。 大阪に行く前日、夜仕事が終わり和樹と一緒に寮に戻る。 「明日楽しみやろー♪」 相変わらずにやにやする和樹。 「あー?まぁな!!」 「お前はやっぱりその方がいいよっ!!笑ってる方がいいで!!」 地中さんと同じような悲しげな顔を一瞬してまたすぐにいつも笑顔に戻る和樹。 ごめんな。 気を遣わしているんやでな。 この2カ月間毎日亜衣とメールと電話を欠かすことがなかった。 ずっと心臓が飛び出しそうな感覚。 楽しみとどんな顔なのかというなんとも言えないような感じに身を任せ眠りに付いた。
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