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「お兄ちゃ~ん。朝だよ~。起きて~。起・き・な・い・とチューしちゃうぞ。」
「今起き……。」
“た”が言えなかった理由は本当に咲弥がキスをしてきたからだ。
あ、キスって言っても頬だからね。
嫉妬すんなよwww
「ふ~ん。アンタ実の妹にキスされて興奮するんだ、へ~。」
げ、姉貴!?
助けを求めようと咲弥を見るが、キャッキャッはしゃいでいる。
あ、今パンツ見えた。
今日は青と白の縞パンか。
てか、12歳になるんだから恥じらいを持ちなさい。
「さっきから何見てんのよ……。ははーん。実の妹の縞パンに興奮してるの~へ~。死ぬ?」
「いゃぁ~姉上様。今日もお綺麗で。」
「し、死になさいゴミ虫!!」
ちょっwww実の弟ゴミ虫呼ばわりとかwww
しかも顔赤らめてんじゃねぇよwwwwww
「本来なら、直接私が手を下す所を私を褒め称えた事で相殺しといてあげるわ!感謝しなさい!!」
マジで何なんだよwwwwww
てか姉貴の紹介してないっていうwwwwww
まぁする気はさらさらないがwwwwww
「読者に紹介しなさい!殺すわよ?」
ちょっwww心読むなwww
「するの?しないの?どっちなの?」
このお方はオレの姉上様で、
鷹杉 優華(たかすぎ ゆか)様。
眉目秀麗・成績優秀だが運動は大の苦手(本人曰く運動が出来なくとも生きていけるから要らないらしい。)で、魔術もあまり得意ではないが、得意の勉強と天性の負けん気でカバーし、学年トップをとり、更にスタイル抜群という男女問わずかなり人気のある自慢のお方です。
「よろしい。ご飯出来てるわよ。早く着替えちゃいなさい。」
「あいよ。」
俺は片手を挙げて2人をあしらう。
そういや、咲弥について説明して無かったな。
咲弥は俺の通う嶺佳学園小等部の6年生で、姉の優華とは違い、勉強はダメだが、スポーツ万能で、魔術の才もある。
容姿端麗で、子供っぽい所も一部の生徒に人気で良く告白されている。
只、断るときに俺の名前を出さないで欲しい。
因みに姉貴も嶺佳学園に通っている。
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