異変と疑念と

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 それから30分位あとにお母さんが病室に来た。やっぱり怒られた。熱あるのに出歩くからだって。 「この際きっちり治してもらいなさい。風邪で救急車で運ばれるなんて、もう」 「ごめんって」  て、話してたら白衣を着た先生が入ってきた。 「上條くんのお母さんですか?」 「あ、はい。この度はお手数お掛けしまして…」 「いえ。ちょっとお話しいいですか?こちらへ」  先生がお母さんを連れて病室を出て行くと、青木たちが帰ると言って、幸一とじゃあなって帰って行った。ボクはなんとなくため息をついて、入院になるのかな、とか考えてた。初めての入院が風邪って…。
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