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「…あのぅ…僕、転校生の羽須美蘭です…」
この気まずい雰囲気を絶ったのは意外にも俺だった。
するとショートしていたお二方は乱れていた服装を正し、俺の方に向き直った。
「すいません…お見苦しいものをお見せしてしまって…」
あやまったのは秘書(?)だった。
「お見苦しいってなんだよ~」
っと見るからに反省をしていない態度の理事長(?)
「えっと、羽須美君…ようこそ犀凪学園へ!詳しい事はパンフレットを見てね☆」
「…じゃあ何で理事長室に呼んだんですか!!パンフレットを見てね☆って理事長室に来た意味ないじゃないですか!!」
「いやーだって…ココの編入試験難しいのに満点なんだもん♪」
や…
やっちまったぁぁぁぁぁ!!!!!
手加減しとけばよかった!!
注目浴びるじゃん!!
しかも満点って王道やんけぇぇ!!
傍観者なのに!!
「うわぁぁぁっ!!」
と泣き真似をし、理事長室を出ていった俺。
「ちょ…っ!!」
後ろで何か言ってるけど気にしないことにする
そうして蘭は勘で職員室を目指した。
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