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「あの~学園に入らなくていいんですか…?」
気の弱そうな門衛が少年に話しかけた。
「…あぁ!そうだな…いや、そうですね…お、僕は今日転入する事になった、-羽須美蘭-です。門を開けてもらえますか?」
「…羽須美蘭様ですね!理事長から聞いてます。どうぞ」
ギギィと音を立てて門が開いた。
「では、お気を付けて」
「ありがとうございます…」
その少年はフワリと効果音が付きそうな笑い方だった。
少年が去ったあとの門衛達は顔が真っ赤だった。
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